弦楽器工房 armonia | 川崎市溝の口にあるアルモニア - バイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ修理・製作・販売・毛替
Home > 製作


ヴァイオリンは、イタリアのクレモナで1550年頃にアンドレア・アマティ(1505-1578)によってはじめて製作されたと言われています。
アマティによって製作された楽器は、ヴァイオリンとしての美的完成度がすでに高いものでしたが、その約150年後にアントニオ・ストラディバリ(1644−1737)によって頂点に達しました。
以後、どの時代においても多くの製作家によってストラディバリの楽器を手本に製作され続け、そういった楽器も時と共に輝きを放っています。


   
楽器のアウトラインを決定ずける型枠とそれに接着された柳材のブロックです。型枠は最終的に抜き取られ、ブロックは必要な部分のみ削り出され楽器の一部として内側に残ります。
 
   
型枠のアウトラインの続きを写真のような型板を使用してデザインします。



   
アウトラインの外側にある柳材を削り落として、楽器横板を接着する面を出します。
 
   
写真手前から横板材が切り出される前の木材で、その奥がラフカットされたもので、さらに奥が厚さ1.2mm(±0.1mm)に鉋がけされ仕上がったものです。



   
鉋かけ中の横板材です。
 
   
加熱された鉄製のアイロンで横板を正確に曲げます。



   
曲げが終了した’C’部の横板です。
 
   
全ての横板を同じように曲げて接着します。



   
表板・裏板と横板との接着部分の糊代となるライニングを横板に接着します。
 
   
裏板の元の状態です。これを縦半分にカットし、はぎ合せ接着します。



   
裏板はぎ合せ部分の鉋がけです。
 
   
正確に鉋がけが完了したら写真のように接着します。



   
裏板に型枠を元に楽器のアウトラインをデザインします。
 
   
アウトラインに沿って裏板を切り出します。



   
裏板の隆起の荒削りです。丸鑿 豆鉋 スクレイパー(鉄板の様なもの)の順で仕上げていきます。
 
   
裏板隆起がほぼ終了した状態です。



   
裏板の厚み出しの途中で、豆鉋で0.1mm単位で行います。裏板の場所に応じて最終的に2.6〜4.5mmの間で収まるようにします。
 
   
表板も裏板と同様に隆起・厚み出しを行いますが、f孔とバスバー(表板の裏側についている梁の様なもの)の切り出し・接着等の作業を行います。



   
f孔を表板にデザインして糸鋸、ナイフで切り出します。
 
   
裏板が横板に接着され型枠が抜き取られた状態です。



   
黒い木で白い木を挟んでできているパーフリングを埋め込むための溝を正確に切ります。パーフリングを曲げてカットし、小さなハンマーで慎重に叩き込みながらニカワ接着します。
 
   
パーフリングが接着され、パーフリング周辺の厚み再調整と隆起仕上げを一緒に行います。この後、アウトライン部の丸み出しを行い本体側が終了です。



   
ネックになる楓材を鉋がけをしてネックのデザインを行います。
 
   
デザイン外周に沿って切り出されたものです。



   
ネック糸倉を平鑿で削りだしています。
 
   
ひとまずネックが仮で終了です。この後、本体と接着して仕上げます。



   
アルコール漬けにされた樹脂で、これらをレシピに合わせて混ぜてニスを作ります。
 
   
ニス塗中です。



   
ニスの仕上げ後、駒・魂柱・ペグ等のセットアップを行い完了です。
   

▲ページTOPへ


弦楽器工房 armonia | 川崎市溝の口にあるアルモニア - バイオリン修理・製作・販売・毛替